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過去のX投稿をAIで分析する方法|無料でできる範囲と手順

しばらく投稿を続けていると、「結局、どの投稿が良かったんだろう」と気になってきますよね。でも、分析ツールを新しく契約するのは気が重い——そんな方のための記事です。ここでは、有料ツールを入れずに、これまでの投稿をAIに振り返ってもらう手順を、はじめての方向けにまとめました。使うのは、いつものAIチャットと、Xが公式に用意している無料の機能だけです。今すぐ試したい方は、分析プロンプト(コピペ可)へ進んでください。

公開日 2026.07.24

この記事の手順

  1. なぜ過去の投稿を見直すと発信が安定するのか
  2. 無料でできること・できないこと
  3. 分析の全体像は3ステップ
  4. ステップ1:自分の投稿データを集める
  5. ステップ2:AIに渡して分析させる(プロンプト全文)
  6. ステップ3:結果を次の投稿に活かす
  7. やりがちな勘違いと注意点
  8. よくある質問

「分析」と聞くと難しそうですが、やることはシンプルです。過去の投稿を集めて、AIに読んでもらい、「どんな話題・書き方が反応につながっていたか」を教えてもらう。それだけです。専門の道具も、プログラミングの知識もいりません。まずは、なぜこの振り返りが効くのかから見ていきましょう。

なぜ過去の投稿を見直すと発信が安定するのか

投稿がなかなか続かない、伸びない、と感じるとき、原因の多くは「毎回、勘だけで投稿していること」にあります。手ごたえのあった投稿も、そうでなかった投稿も、記憶にうっすら残るだけで、次に活かせていない。これはもったいない状態です。せっかくの過去の投稿は、自分だけの教科書になります。

過去をまとめて見直すと、自分でも気づいていなかったクセや強みが見えてきます。たとえば「体験を書いた日は反応が良い」「長すぎる投稿は読まれにくい」といった傾向です。こうした傾向が1つでも分かれば、次からは勘ではなく、自分のデータを根拠に投稿できます。発信が安定するのは、この「根拠」が手に入るからです。

とはいえ、何十件もの投稿を人の目で見比べて、共通点を探すのは大変です。ここが、AIの得意分野です。たくさんの文章をざっと読んで、似たものをグループに分け、傾向を言葉にする——地道で時間のかかる下ごしらえを、AIに任せてしまいましょう。全体像から確認したい方は、X運用のAI活用ガイド(6工程)もあわせてどうぞ。

無料でできること・できないこと

最初に、お金をかけずにどこまでできるのかをはっきりさせておきます。結論から言うと、この記事の主役である「投稿の中身(文章)の分析」は、まるごと無料でできます。有料が関わってくるのは、主にアカウント全体の細かい数字を追いたくなったときです。

無料でできること と、有料プランや外部ツールが関わること(2026年7月時点の目安)
やりたいこと無料でできる?補足
過去の投稿の文章を集めるできる公式のデータアーカイブ、または画面からのコピペで集められる
投稿ごとの表示回数・反応を見るできる各投稿に表示回数が出て、いいね・リポスト・返信の数も投稿画面で見られる
集めた投稿をAIに分析させるできる無料のAIチャットに貼り付ければOK。アップロード回数の上限は避けられる
アカウント全体の詳しいダッシュボード時期・プランによる使える範囲が変わるため、公式ヘルプで最新を確認
外部ツールでの自動収集・自動投稿注意が必要規約・費用・安全面の確認が必要。この記事の手順では使わない

表のいちばん下にあるとおり、この記事ではアカウント情報を外部サービスに預けるような方法は使いません。自分の投稿を自分の手でコピーして、AIに読んでもらうだけです。外部ツールや自動化の線引きが気になる方は、Xの自動投稿はどこまでOK?規約とAPI費用の記事で詳しくまとめています。

分析の全体像は3ステップ

やることを、大きく3つに分けます。この順番どおりに進めれば、途中で迷いません。まず全体像をつかんでから、次の章で1つずつ手を動かしていきましょう。

  1. 集める:分析したい期間の投稿を用意します。少数なら画面からコピペ、まとめて欲しいなら公式のアーカイブをダウンロードします。
  2. 渡して分析させる:集めた投稿をAIチャットに貼り付け、決まったプロンプト(指示文)で傾向を出してもらいます。
  3. 次に活かす:見えた傾向を、次の投稿づくりに反映します。ここまでやって、はじめて分析が意味を持ちます。

「プロンプト」とは、AIへの指示文のことです。この記事では、コピーしてそのまま使える指示文を用意しているので、文章を考える必要はありません。それでは、ステップ1から始めます。

ステップ1:自分の投稿データを集める

分析の材料は、あなたの過去の投稿です。集め方は2通りあります。数件〜数十件でいいなら「画面からコピペ」、数か月分などまとめて欲しいなら「公式アーカイブ」。まずは手軽なコピペから紹介します。

いちばん手軽:画面からコピペする

直近の投稿を振り返るだけなら、これがいちばん早いです。自分のプロフィール画面を開き、分析したい投稿の本文をなぞってコピーし、メモ帳や表計算ソフトに貼り付けていきます。表計算を使うなら、「投稿本文/表示回数/いいね/リポスト」のように列を分けておくと、あとでAIが読み取りやすくなります。表示回数は各投稿に出ている数字を、そのまま書き写せば大丈夫です。

数十件でも、慣れれば15分ほどでそろいます。まずはこの方法で、いちど分析まで通してみるのがおすすめです。

まとめて欲しい:公式のデータアーカイブをダウンロードする

「データアーカイブ」とは、これまでの自分の投稿やアカウントの情報を、まとめてダウンロードできるXの公式機能です。過去の投稿を一気に振り返りたいときに向いています。パソコンからの手順は次のとおりです。

  1. 設定を開く:左のメニューから「もっと見る」→「設定とプライバシー」を開きます。
  2. アカウントを選ぶ:「アカウント」を選びます。
  3. アーカイブを申請:「データのアーカイブをダウンロード」を選び、パスワードを入力して申請します。(スマホアプリの場合は、設定内の「Xデータ」からメールや電話番号で本人確認をして申請します。)
  4. できあがったら受け取る:準備ができるとメールなどで知らせが届きます。ログインした状態でダウンロードボタンを押すと、zip(複数のファイルをまとめた圧縮ファイル)で受け取れます。

アーカイブは申請してすぐには出てこず、準備に少し時間がかかります。受け取ったzipを展開すると、ブラウザで自分の投稿を一覧できるファイル一式が入っています。ここから、分析したい期間の投稿本文をコピーしてください。正確な手順や最新の対応状況は、Xの公式ヘルプ(アーカイブのダウンロード方法)で確認できます。

投稿データの集め方2通りの比べ方
集め方向いている人手間注意点
画面からコピペ直近の数十件を振り返りたいすぐ始められる件数が多いと手作業がつらい
公式アーカイブ数か月分をまとめて見たい準備に時間がかかる受け取りはログイン状態で行う

迷ったら:初めての方は「画面からコピペ」で20〜30件そろえて、まず最後まで通してみてください。手順の感覚がつかめてから、アーカイブでまとめて分析すると、ぐっと楽になります。

ステップ2:AIに渡して分析させる(プロンプト全文)

投稿がそろったら、AIチャットに読んでもらいます。ファイルをアップロードする方法もありますが、無料プランはアップロードできる回数や容量に上限があり、この上限は時期によって変わります。上限を気にせず確実に進めたいので、ここでは会話欄に文章を直接貼り付ける方法で進めます。数十件なら、貼り付けだけで十分です。

下の指示文を、お使いのAIチャット(ChatGPT・Claude・Geminiなど)に貼り付け、そのあとに集めた投稿を続けて貼り付けてください。指示は「役割・渡す材料・見てほしい観点・出力の形」という4つの部品でできています。指示文づくりそのものを深く知りたい方は、OpenAIのプロンプト設計ガイドやAnthropicのプロンプト解説も参考になります。どちらも、役割や条件、出力の形をはっきり伝えることをすすめています。

★過去投稿を分析させる指示(コピペ可)

まず指示文を貼り、そのあとに集めた投稿(本文と、分かれば表示回数・反応)を続けて貼り付けます。

あなたはSNS運用の分析担当です。          ← 役割
これから私の過去のX投稿を貼り付けます。次の観点で傾向を整理してください。← 指示

【見てほしい観点】                        ← 観点
1. 話題の種類(体験/手順/考え/告知 など)ごとの、反応の傾向
2. 反応が良かった投稿に共通する「書き出しの型」
3. 投稿の長さ(短い・普通・長い)と反応の関係
4. あまり反応がなかった投稿に共通する点

【条件】
- 数が少ない項目は「傾向がはっきりしない」と正直に書く
- 数字を勝手に作らない。私が渡した範囲だけで判断する
- 「必ず」「絶対」などの決めつけや、あおる表現は使わない

【出力の形】                              ← 出力形式
- まず、気づいた傾向を3〜5個、箇条書きで
- 次に、観点1の内容を「話題の種類/件数/反応の傾向」の表で
- 最後に、次の投稿で試すとよいこと(アクション)を3つ

このあとに投稿を貼り付けます。↓
(ここに、集めた投稿の本文と、分かれば表示回数・いいね数を貼る)

ポイント:「数字を勝手に作らない」「少なければ正直にそう書く」の一文を必ず入れてください。AIはときどき、それらしい数字や断定を足してしまうことがあります。この一言があるだけで、結果の信頼度が上がります。

もっと深掘りしたいとき:結果が出たあとに「反応が良かった5件だけ、書き出しをもっと細かく分類して」と続けると、勝ちパターンが具体的に見えてきます。

何をどう見てもらうかは、目的によって変えられます。下の早見表を、指示に足す観点のメニューとして使ってください。

分析の観点と、AIへの指示例・結果の活かし方
見たい観点AIに足す指示の例分かったら、こう活かす
伸びる話題「話題の種類ごとに、反応の傾向をまとめて」反応の良い話題を、次の投稿で増やす
効く書き出し「反応が良い投稿の1行目を、型で分類して」その型を、次の投稿の書き出しに使う
ちょうどいい長さ「投稿の長さと反応の関係を教えて」読まれやすい長さに近づける
投稿する時間帯「時間帯ごとの反応の違いを見て」反応が集まりやすい時間に寄せる

ステップ3:結果を次の投稿に活かす

分析は、結果を眺めて終わりでは意味がありません。次の投稿に1つでも反映して、はじめて価値が出ます。まず、AIがどんな形で返してくるかのイメージを見てみましょう。下は、例として20件ほどの投稿を渡したときに返ってくる分析結果のイメージです。実際の数字はあなたの投稿によって変わるので、あくまで「こういう形で返ってくる」という見本として見てください。

AIが返す分析結果のイメージ(話題の種類ごとの傾向・見本)
話題の種類件数反応の傾向
体験(やってみた話)7反応が集まりやすい。とくに失敗談への返信が多い
手順(やり方・コツ)5保存されやすい。ゆっくり読まれる傾向
考え(気づき・意見)4件数が少なく、傾向ははっきりしない
告知(お知らせ)4反応は控えめ。売り込みが強い回ほど伸びにくい

こうした傾向が見えたら、次の一手はシンプルです。反応の良い「体験」の割合を少し増やし、効いていた書き出しの型を次の投稿にも使ってみる。そして、その結果をまた1か月後に同じ手順で見直す。この小さな繰り返しが、発信をゆっくり底上げしていきます。見えたネタを翌月の投稿計画に落とすなら1か月分の投稿ネタを作る記事、1本ずつの下書きにするなら投稿プロンプトのテンプレ6選が続きとして使えます。

直す前に、長さの目安も確かめておく

「長い投稿は読まれにくい」という傾向が出たら、投稿の長さも意識してみましょう。Xの投稿は重み付きで最大280文字ですが、日本語などの全角文字は1文字を2つ分として数えます。そのため、日本語だけの投稿はおよそ140文字が上限です。たとえば、全角ちょうど70文字の日本語文は、重みでいうと140になり、上限ぎりぎりです。ふだんの投稿がこれに近いなら、要点を先に置いて短くまとめると、最後まで読まれやすくなります。数え方の詳しい決まりはXの公式ドキュメント(文字数の数え方)で確認できます。

なお、表示回数が伸びた・伸びなかった背景には、投稿の中身だけでなく、Xがどの投稿を多くの人に見せるかという仕組みも関わっています。その仕組みを知っておくと、数字の受け止め方が落ち着きます。気になる方はXの「おすすめ」はどう決まる?の記事をどうぞ。

やりがちな勘違いと注意点

AIの分析は便利ですが、そのまま鵜呑みにすると遠回りになることがあります。次の3点だけ、頭の片隅に置いておいてください。

  • 少ないデータで決めつけない:10件や20件だと、1本の伸びが全体の印象を左右します。数が少ないうちは「はっきりした傾向」より「ゆるい方向性」として受け止め、投稿が増えたらまた見直しましょう。
  • AIの出す数字を信じすぎない:AIは、渡していない数字をそれらしく作ってしまうことがあります。プロンプトに「数字を作らない」と入れ、気になる数字は自分の画面で確かめてください。
  • アカウント情報を外部に渡さない:この手順は、自分でコピーして貼り付けるだけで完結します。ログイン情報や連携の許可を求めてくるサービスには、いったん立ち止まって公式の案内を確認しましょう。

AIが出した傾向は、あくまで「仮説」です。次の投稿で試して、うまくいくか自分で確かめる。この確かめる一手間が、分析をただの感想で終わらせないコツです。

よくある質問

無料のAIだけでできますか。ファイルのアップロードに上限はありますか。

無料のAIチャットだけでできます。ChatGPT・Claude・Geminiなど、主要なAIの無料の範囲で、投稿を貼り付けて分析を頼めます。無料プランはファイルのアップロード回数や容量に上限があり、この上限は時期によって変わります。上限を気にしたくないときは、ファイルを読み込ませるのではなく、投稿の文章を会話欄に直接貼り付ける方法が確実です。数十件くらいなら、貼り付けだけで十分に分析できます。

投稿数が少なくても分析できますか。

できますが、数が少ないほど「たまたま」の影響が大きくなります。10件や20件だと、1本の伸びが全体の印象を左右しがちです。少ないうちは、数字の大小をランキングするより、どんな話題・書き出しが多いかという傾向をつかむ使い方がおすすめです。投稿が増えてきたら、同じ手順でもう一度分析すると、より安定した傾向が見えてきます。AIが出した傾向は仮説として受け止め、次の投稿で試して確かめる進め方が安全です。

分析のためにアカウント情報を外部ツールに渡しても大丈夫ですか。

この記事の方法では、アカウントのIDやパスワードをどこかに渡す必要はありません。自分の投稿の文章や、公式画面で見える数字を、自分の手でコピーしてAIに貼り付けるだけだからです。一方で、ログイン情報を預けて自動で投稿・分析させる外部サービスには、規約や費用、安全面の注意点があります。パスワードや連携の許可を求められたら、いったん立ち止まり、公式の案内を確認してください。

表示回数(インプレッション)はどこで見られますか。

各投稿には表示回数が表示され、いいね・リポスト・返信の数も投稿画面で確認できます。表示回数は、その投稿が何回見られたかの目安です。一方で、アカウント全体をまとめて見る詳しいダッシュボードは、使える範囲が時期やプランによって変わります。最新の状況は公式ヘルプで確認してください。この記事の分析は、詳しいダッシュボードがなくても、投稿の文章と画面で見える数字だけで進められます。

まとめ

過去の投稿は、お金をかけなくても、自分だけの教科書に変えられます。やることは3つでした。投稿を集めて、AIに読んでもらい、見えた傾向を次の投稿で試す。この繰り返しで、勘だけの発信から、自分のデータを根拠にした発信へと少しずつ変わっていきます。まずは今日、直近の20件を貼り付けて、上のプロンプトを一度動かしてみてください。1つでも「なるほど」があれば、それが次の投稿の入口になります。全体の進め方はX運用のAI活用ガイド(6工程)、次のネタ作りは1か月分の投稿ネタを作る記事で続けられます。この記事の考え方は編集方針にまとめています。

この記事の確認に使った情報(2026年7月24日確認)

X 公式ヘルプ:アーカイブとポストのダウンロード方法(申請の手順・zipでの受け取り)

X 公式ヘルプ:表示回数(View counts)について

X 公式ドキュメント:文字数の数え方(CJK文字は重み2=日本語はおよそ140文字)

OpenAI 公式ヘルプ:ChatGPTでのデータ分析(表の貼り付け・傾向の整理)

Anthropic 公式ドキュメント:プロンプトエンジニアリング概要(役割・条件・出力形式)

分析の次はネタ作り

見えた傾向を、次の1か月分の投稿ネタに落とし込む手順を用意しています。

30日分のネタを作る

全体像から確認

X運用でAIを使う6工程を、任せ方の線引きつきで整理しています。

6工程の活用ガイド

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